床ワックス(保護剤)の種類にはどのようなものがある?

ユキ

サンサン先生、まずは初歩的な質問なのですが、ワックスの種類にはどのようなものがあるのですか?

サンサン先生

ユキさん。
床の保護剤の種類には、

・天然オイル
・蝋ワックス
・樹脂ワックス

が有るんだ。ワックスの歴史は、木造建築に使用する為、主に米ぬか油、蝋ワックスを長く使用してきたんだけど、戦後占領軍の要請により米国より材料を取り寄せ、作ったのが現在の樹脂ワックスの始まりです。

現在はほとんど樹脂ワックスが使用されているんだよ。

1.水性ワックス
水性ワックスはすぐに汚れが付着するし、毎日磨く必要があり、現在ではほとんど使用されていないんだ。

2.半樹脂ワックス
半樹脂ワックスは水性ワックスよりは長持ちするけど、1週間に1回洗浄、ワックスがけが必要で、現在ではほとんど使用されていないんだ。

3.樹脂ワックス
現在、最も多く使用されているのが、この樹脂ワックス。月に1回は洗浄、ワックスがけが必要(月1回の定期清掃、コストがかかる)また、汚れをワックスの中に抱き込む為、年に1回の剥離清掃が必要になるんだ。なので月1回あたりのコストは安いが、トータルコストは高くつくんだよ。

4.ドライワックス
樹脂ワックスより、いつもきれいに床を維持したいときに向いているんだ。
但し初回導入時にかなりコストがかかるのと、毎日のバフィング作業が必要なんだ。
毎日のバフィング作業で少なくなったワックスを、数か月に1度3~4層のワックス追加塗布が必要なんだよ。
初期コストやランニングコストともお金が結構かかるんだ。

5.コーティング剤
一般住宅のフローリングに、VOCの入らない保護剤はないかという時に開発されたのがコーティング剤だね。
アクリルUVコート系、シリコンコート系、ウレタン系コートが開発されたんだけど、材料費・施工費ともに高価であるのと、トラブルが発生したときに剥離が出来ないという大きな欠点を持っているんだ。

という感じだね。

そこでサンサンコートの登場‼という感じだよね。

6.サンサンコートAR
ワックスの欠点である美観的持続性、ドライワックスの高コスト、コーティング剤の高コスト、及び剥離できないという欠点を克服したのが、サンサンコートARなんだ。